■肌への影響 |
重金属が蓄積すると、肌への血流が悪くなるため、角質代謝が悪くなり、吹き出物やくすみ、クマ等が出やすくなります。特に石油系の活性剤や殺菌剤の入っている化粧品を使うと肌に重金属や有害物質が蓄積し、皮膚トラブルの元になります。そのことにより、肌の老化を早め、細胞にダメージを与えます。血流がよくなれば、ニキビや吹き出物やくすみ、クマといった肌のトラブルも改善します。また、フケ症も頭皮のトラブルですから同じです。 |
|
■便秘 |
便秘の人は体内に、重金属や有害な毒素が溜まりやすくなっています。毎日定期的に排便がある人は、不要なものを早く排出することができます。重金属や毒素が長く腸内にとどまれば、とどまるほど、体へのダメージは大きくなります。定期的な排便があると、基礎代謝が高まり、免疫力も高くなります。現代は、サプリメントやビタミン剤、ドリンク剤等、体によいといわれるものを摂取することばかり考えています。しかし、飽食の現代において最も必要なことは、体に何かを入れることより、出すことなのです。体にたまった毒を出す、という毒出しの考え方です。 |
|
■免疫力の低下 |
重金属が内臓に蓄積すると、免疫力が低下します。リウマチや膠原病といった自己免疫疾患も重金属が作用しているとの指摘もあります。また免疫力の低下により、風邪を引きやすくなったり、疲れやすいといった症状もでます。また、年を取るとお酒も弱くなります。これも皆免疫力の低下です。口内炎の多発も免疫力低下や口腔内の重金属が影響しているといわれます。これら全ての症状は、総じて若いうちは少ないものです。若いときは重金属の蓄積も少なく、免疫力が高いからです。 |
|
■加齢臭と体臭 |
毎日の食事で、肉類やアルコールを多くとる食生活をしている人は、加齢臭が出やすくなります。年齢が若ければ、免疫力も高く、血流もスムーズなので、重金属や老廃物をすぐに体外に排出し、加齢臭はありません。しかし、年齢を重ねると、そうはいきません。また、肉類やアルコール取らない、玄米菜食のマクロビオティックの食生活をしてみるとわかりますが、加齢臭はほとんど出ません。加齢臭は欧米型の食生活になってしまった、近年になり出てきた言葉です。日本食中心の、かつての日本人にはほとんど体臭はなかったのです。年を重ねれば重ねるほど、重金属を排出することが大事になってきます。 |
|
■老化とアンチエイジング |
排出されずに残った重金属は、老廃物の蓄積でもあり、これを排出することは、老化を防ぐことでもあります。血流を良くし、活性酸素の発生を予防し、体の代謝機能の改善につながります。また、流れがよくなり血流が体の隅々にまでスムーズにいくようになると、各臓器の機能も改善します。肌の老化も血流が滞ることも大きな原因の一つです。 |
|
■加齢による機能低下 |
若いときは、重金属の排出機能は活発ですが、年齢を重ねてくると、免疫力の低下により排出機能は落ちてきます。そして、年をとるごとに重金属は蓄積するのです。どんなに、食事に気をつけていても様々な要因から重金属は体内に入ってきます。汚染食品であったり、飲み水であったり、大気汚染であったりです。若いうちは、体に悪い食品を食べたとしても、すぐに回復しますが、年を重ねるとそうはいきません。添加物の多い加工食品や肉類やアルコールを多くとることは、体に大きなダメージを与えます。 |
|
■キレる子供や大人 |
キレる子供だけでなく、キレる老人や大人も問題となっていますが、水銀・鉛・カドミウムは、脳神経系にダメージを与えます。 非行少年の毛髪には、他の少年に比べ、重金属が多く蓄積されているといわれています。寝起きが悪く、疲れやすく、ちょっとしたことでキレる子供(大人)は、歯の重金属を調べることも必要ですし、肉や加工食品、スナック菓子、添加物が多く甘味料が入っている清涼飲料水中心の食生活も問題です。それら多くの食品の中に重金属を含む、有害物質が多く含まれていることが多いからです。 |